同じように緑に見えても、木や花の種類によって集まる鳥や虫も変わってくる。
土の中にも菌類や微生物、いろんな生き物の働きがある。
人間社会で生きていると見えないけれど
この世界は小さな「食う・食われる」の関係が積み重なって絡まりあっていて
全ての生き物・命は繋がっている。
生物多様性を学ぶことは、その見えない繋がりが見えるようになること。
繋がりが見えると、自分が何をすべきかが見えてくる。
その繋がりこそが、サステナビリティであり自然と共に生きることだと私たちは考えます。
仲間と一緒に生物多様性とは何かを学び
自分に何ができるか、みんなで何ができるかを考え、動いてみませんか。
生物多様性の専門家、坂田昌子さんのセミナー動画をベースに、参加者どうしでのオンラインディスカッションや交流を通して生物多様性についての学びを深めます。
と同時に、自分たちもそのために何ができるかをみんなで考え、企画し、動いていく場です。
ここでは運営側と参加者というような役割を固定せず、ともに学びを深めあい、一緒に活動を広げる仲間になりたいと考えています。
予備知識は必要ありません。自然やサステナビリティへの想いがある方ならどなたでも大歓迎です。生物多様性の基礎となる型を学んで、みんながそれを自分の持ち場で自分らしいやり方で表現する、まさに生態系そのもののような自律分散型のコミュニティを一緒に作っていきませんか。
具体的には
1.坂田さんと生物多様性の基礎を学ぶ場(月1回)
坂田昌子さんにオンラインで講義をしてもらい、それを聞いてみんなで質問や感想を共有しながらディスカッションし、みんなで生物多様性に関する理解を深めていきます。単発の講義ではなく、全5回の講義がつながりがあり連続して学べるのでより理解を深めることができます。
※スケジュールは下記参照ください。
2.メンバー間の対話の場(月1回)
お互いの思いや人となり、取組みを知るための雑談会です(=下記"コミュニティギャザリング")。
何でも話せる安心安全のコミュニティをつくる場です。
3.坂田さんガイドによる自然観察会(合宿・オプション企画)
坂田さんが環境再生を実施しているいくつかの拠点にて、実際に環境再生をしながら生物多様性を学ぶことができます。オンラインでは得られない、身体で「生物多様性」を感じる場です!
※詳細は開講後にご案内します。
そのほか、オプション企画も予定
また、やってみたいイベントを自分たちで企画することも可能です!
参加者の皆さん次第でプログラムがどんどん変わっていく、思ってもなかった方向に活動が広がっていく、そんな場になっていけばと考えています。
講師:坂田昌子(サカタマサコ)
明治大学文学部史学科卒業。生物多様性ローカルアソシエーション代表、環境NGO虔十の会代表、一般社団法人コモンフォレストジャパン理事、古書げんせん館店長、八王子古本まつり実行委員長等々。
2000年から圏央道高尾山トンネルから高尾山を守るために多彩な運動を展開。高尾山の生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り、生物多様性をテーマにしたイベントや環境改善ワークショップ、勉強会を多数主催。現在は裏高尾にコミュニティスペースと高尾山情報の発信を兼ね備えた高尾ツリーダムカフェをセルフビルドで建築中。
生物多様性の保全に尽力し日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約や地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。ローカルにしっかり足を据えながらグローバルな視点で動く環境活動家。
第5期(2025年2月~7月)の募集開始しました。
「生物多様性の杜(旧坂田の杜)」第5期に向けて
オンラインサロン「坂田の杜」は第0期から始まり、今回は第5期の募集になります。1期間が半年ですので、いつのまにか3年が経ちました。
今期から「坂田の杜」改め「生物多様性の杜」に名称を変更します。わたし個人としては、坂田と付くのはこっぱずかしい…という気持ちがあったのでありがたい!講座を行うのはわたしではありますが、それをきっかけに多様な議論や経験の共有が生まれ、参加者全員で学びの場を作っていると毎回感じているというのが名称変更の大きな理由です。
さて、第5期の全体のテーマは「流域」にこだわりたいと思っています。河川は一見、彼岸と此岸を分け隔てるように見えますが、流れそのものは人や物をつなぎ、生き物たちの生息場所になり、さらに彼らの移動も促します。
今、流域は行政区分で区切られてしまっていますが、本来、河川は川の流れに沿って異なる生活様式や文化のとの出会いを生み出し、互いが影響を受け新たな文明や文化を生み出す源泉でした。世界四大文明のすべてが大河の流域で誕生したように、複雑な地形が生み出す水の流れが、わたしたちの言語、風俗、営み、暮らしの歴史に深く関わっています。生物多様性は、生き物どうしの複雑な命の関わりが多様であることを意味します。多様な生命の複雑な網の目にわたしたち人間も含まれており、そこから離れて生きていくことはできません。流域の水が滞ることは、人間社会も滞ってしまうことを意味するのです。
「生物多様性の杜」第5期は、流域という水循環を中心に、気候、地形、土壌、植生、動物たちの移動などから育まれてきた土地利用、水利用、食糧などの物理的な面と、信仰、行事、風習、倫理といった精神的な面の両方を学んでいきたいと思います。
「生物多様性の杜」は、単なる勉強会ではありません。江戸時代の寺子屋や幕末の私塾のように、現実的な日常の実践に適用できる知恵や、現実の変革のきっかけをたぐりよせる綱のようなものです。参加者に実践的な環境活動の有無は問いません。現状肯定や思考停止を超えたい人なら誰でも歓迎です。
様々な地域、様々な経験、様々な考え方の人がつどい、他者から学び、学ばれる面白い半年間になることを期待しています!
坂田 昌子
■生物多様性の杜 開講概要
オンライン講義内容
第1回 舟運・河岸(かし)と流域文化
第2回 山の民と川の民
第3回 河童伝説から考える水と暮らし
第4回 伝統的治水技術から学ぶ
第5回 川の信仰と行事
※みんなで作る活動なので、なるべく毎回出席していただきたいですが、欠席の場合でも講義やコミュニティギャザリングの録画は共有します!
参加費
新規加入者:20,000円(税込)/人
坂田の杜経験者:15,000円(税込)/人
学生者(選考制、5名まで):5,000円(税込)/人
アンダー35(35歳以下の方):10,000円(税込)/人
※合宿参加費は含まれません。
*お申込みフォームよりお申し込みいただいた後、振込方法の詳細をメールにて送付いたします。
*学生の方は5名限定・選考制で割引価格(5000円)で参加できます。招待枠用参加フォームを通じてお申込みください。
定員
30名(先着順)最小催行人数15名
【募集締め切り:2025年1月31日(金)】
■第5期 生物多様性の杜 開講日程
2月
2月10日(月)20時~22時 開講式
2月24日(月)20時~22時 コミュニティギャザリング
2月28日(金)〜3月1日(土)徳島県神山合宿
3月
3月10日(月)20時~22時 第1回 坂田さんによるオンライン講義&意見交換
3月24日(月)20時~22時 コミュニティギャザリング
4月
4月12日(土)20時~22時 第2回 坂田さんによるオンライン講義&意見交換
4月21日(月)20時~22時 コミュニティギャザリング
5月
5月14日(水)20時~22時 第3回 坂田さんによるオンライン講義&意見交換
5月26日(月)20時~22時 コミュニティギャザリング
6月
6月16日(月)20時~22時 第4回 坂田さんによるオンライン講義&意見交換
6月30日(月)20時~22時 コミュニティギャザリング
7月
7月15日(火)20時~22時 第5回 坂田さんによるオンライン最終講義&意見交換
7月26(土)〜27(日)合宿
7月31日(木)20時~22時 終了式
合宿(オプション企画)
日程:
2月28日(金)〜3月1日(土)徳島県神山
7月26(土)〜27(日)
※詳細は開講後にお伝えします。
※コミュニティギャザリングとは
坂田さんの講義内容をきっかけとして、様々な地域、経験、考え方の参加者が、多様な議論や経験を共有することで、全員で他者から学び、学ばれる共創の場です。なお、坂田さんは原則参加しませんが、とても重視しています。
【諸注意】
■受講料の支払いに関して
・銀行振込の際の手数料はご負担をお願いします。分割払いを希望される方は、ご相談ください。
■申込み後の受講キャンセルに関して
・初回日程の10日前より30%、7日前より50%、3日前より100%のキャンセルフィーをお支払いいただきます。開始後、途中でのキャンセルはっできませんので、あらかじめご了承ください。
■迷惑行為等について
・ネットワークビジネス、マルチ商法、宗教による勧誘、政治的活動は禁止です。その他、他の参加者に迷惑をかけたり、不快にさせる行為がある場合は、退出していただきます。なお、その場合には返金等は対応できませんので、ご了承ください。
■最少催行人数
・本講座開講の1週間前までに、最少催行人数 (15名) に満たない場合には、お申し込みいただいた受講費は返金させていただき、中止します。
■その他お問い合せ
その他、ご不明な点やご質問及び過不足などありましたら、お気軽に「お問合せ」までご連絡ください。